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4.野菜の機能性に関する研究動向トップへ abcdef

野菜・果物の健康維持機能に関する研究動向
 
 4.野菜に含まれる個別成分の機能性に関する研究調査

f.野菜成分機能研究に関するトピックス

動物を使った野菜個別成分の研究論文を疾患別に調べてみると、下図に示されているように、圧倒的に「癌」を対象としたものが多く、2位が「糖尿病」、3位と4位がそれぞれ「心臓疾患・脳卒中」と「高血圧」で、いずれもメタボリックシンドロームに関連するものでした。メタボリックシンドロームは最近注目されていますが、内臓脂肪の蓄積によりインスリン抵抗性(インスリンの働きの低下)が起こり、糖代謝異常(耐糖能異常、糖尿病)、脂質代謝異常(高中性脂肪血症、低HDLコレステロール血症)、高血圧などの動脈硬化危険因子が集積した状態であると言えます。

このうち「糖尿病」に焦点を当てて文献調査を行うと、野菜成分が糖尿病モデル動物の血糖値やヘモグロビンA1cを改善したという報告から、その改善機序の解明、さらに糖尿病性腎症や糖尿病性神経障害を防ぐという糖尿病の合併症に対する保護効果なども報告されており、その内容は多様で克つヒトへの治療に直結するような臨床面でも有用な情報が蓄積しつつあるということが実感されます。

野菜成分に関する基礎研究の疾患別発表論文数

野菜成分に関する基礎研究の疾患別発表論文数

研究論文数(2007年)

 

(文責 篠塚 和正)

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