| 2.主な果物の生理機能 |
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i.ネクタリン
ネクタリンは、果皮表面にうぶ毛がなく、つるつるしているため油桃(ゆとう)とも呼ばれていますが、モモから派生した一変種です。ネクタリンは形状から「モモとプラムの掛け合わせ」、「アンズとモモの掛け合わせ」ではないかと思っておられる人もいますがモモです。
ネクタリンは食物繊維を200g中に3.4g含んでおり、特に、水溶性食物繊維であるペクチンが多いのが特徴です。ペクチンはコレステロールを正常化する作用や腸内細菌叢改善作用があります。
ナトリウムを過剰に摂取すると高血圧の原因となるので、ナトリウム摂取を減らし、カリウムを多く摂取する必要があります。ネクタリンには、ナトリウムはほとんど含まれておらず、カリウムは200g中に420mgも含まれているためカリウムの供給源として大変優れています。
ネクタリン1個(200g)にはビタミンEが2.8mgと豊富です。ビタミンEの1日に必要な目安量は男性、女性(30-49歳)とも8mgですから、ネクタリンを1個(200g)摂取するだけで目安量の35%も供給できます。ビタミンEは、生体膜で発生する活性酸素を除去する働きがあります。活性酸素が除去されず酸化反応を繰り返すと過酸化脂質を生成し、生体膜に障害を起こします。また、ビタミンEには、生体膜を安定化する作用もあります。
ナイアシンは200g中に1.4mg含まれています。ナイアシンは、生体内でNAD、NADAとなり多くの酸化還元反応に関与しているため、糖質、脂質、タンパク質の代謝に不可欠です。そのため、ナイアシンは、夏ばてや二日酔いの解消に効果的なビタミンです。魚介類、特に青背魚にナイアシンが多いのですが、ネクタリンにもそれに匹敵する位含まれています。例えば、サバ(たいせいようさば)は100kcal当たり2.0mgで、ネクタリンは1.6mgです。
さらに、ネクタリンには、ガンなどの生活習慣病予防との関係で注目されている抗酸化成分であるβ-クリプトキサンチンが200g中に360μg、β-カロテンが300μgなどのカロテノイドが多く含まれています。β-クリプトキサンチンとβ-カロテンは生体内でビタミンAに変換されます。
以上のように、ネクタリンはビタミンが豊富な果物です。 |